事業計画(令和5年度)
私たちの国土は、毎年のように様々な大災害に見舞われ続けております。また、老朽化した構像物による二次災害も重大な問題となっております。
そのために、国も安心・安全な国土を維持することを最重要とし、防災・減災・国土強靭化政策を令和3年度より更に5か年間延長して強靭な国土づくりを推進しております。
私どもの業界は、この大切な国土の複雑な地質環境に対し、地形、地質、地盤情報の活用・提供が求められております。
昨今、私どもを取り巻く経営環境は、様々な理由で極めて厳しくなってきておりますが、地質調査業の役割の重要性を強く認識し、技術力の向上と地位向上を目指し、公益性の啓発に努め、以下の事業を行ます。
1 地質調査業の社会的地位の向上(公益事業の拡大等)
- 地質調査及びその関連技術に関する一般向けの講習会等を開催する。
- 地盤情報のデータベース化を進める。
- 外部の研修会等へ講師を派遣する。
- ジオパーク推進事業に協力し、貴重な地質、地形、歴史、文化等の啓発、研究を通し地域の発 展に寄与する。
- 地質の日(5月10日)に行われる事業に協力し、地学の普及に努める。
- 関係諸団体との協力・連携を密にする。
- 土木フェスタに参加し、地質調査業の有効性のPRに努める。
- ホームページにおいて、地盤調査や関連技術について広報する。
- 協会資料を一般に開放し、地質、地盤に関する啓発並びに情報の提供を行う。
- 突発的な土砂災害等に対し、地質・地盤工学的観点から速やかな情報の提供に努める。
- 大規模災害協定に基づき、行政機関との速やかな連携を図り支援協力する。
- 法令遵守研修会を関係団体と共同で開催し、会員へその趣旨を周知徹底する。
2 広報及び要望活動
- ホームページによる協会活動の周知を図る。
- 会員名簿を発行する。
- 事業量確保・協会活動認識のための要望活動を実施する。
- 行政機関との意見交換会を実施する。
3 会員の技術向上と啓発

- 技術講演会、技術研修会、大規模災害時の支援協力に関する研修会、労働安全衛生研修会及び地質調査技士受験講習会、技術伝承セミナー研修会、各種機械運転取扱講習会等を開催する。
- 各種講演会や資格試験の案内を充実する。
- 全地連等が進めるジオスクーリングネットの適切な活用を図る。
- 地質調査業に関係する情報を収集し、会員への周知を図る。
- 会員相互の親睦を図り、技術の交流を進める。
- 若手会員による研修会や研究会、交流会を通じて、若手会員の資質の向上と会員間の相互交流を図ることで、よりよき「人づくり」を行い、協会・業界の発展を図る。
4 その他
- 九地協及び全地連の事業に協力する。
- 優秀施行者国土交通大臣顕彰やボーリングマイスター(匠)九州など技術者表彰制度の適切な活用を図る。
- 「鹿児島県水理地質図」作成のための資料提供を行う。
- ボランティア活動(水辺サポート推進事業)を実施する。
年間計画(令和5年度)
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NO | 開催予定日 | 行事名 | 場所 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 4月24日 | 技術研修会、大規模災害対応時研修会 | 自治会館(4Fホール) | CPD登録 |
2 |
5月10日 |
モノレール取扱講習会 | マリンポートかごしま | |
3 | 5月17日 | 通常総会 | レクストン鹿児島 | |
4 | 4月 日 | 霧島ジオパーク総会 | 霧島市役所 | |
5 |
5月 日~ 6月 日 |
大規模災害時連絡会 | 各地域振興局(支庁) | |
6 | 5月22日 | 九地協総会 | 福岡市 | |
7 | 5月 日 | 第1回ボランティア活動 | 新川河川敷 | |
8 | 5月 日 | 全地連総会 | 東京都 | |
9 |
5月24日 |
労働安全衛生研修会 |
自治会館(403号) |
CPD登録 |
10 | 6月17日 | 地質調査技士資格検定試験受験者講習会 | 自治会館(403号) | |
11 | 月 日 | 技術伝承セミナー | ||
12 | 7月8日 | 地質調査技士資格検定試験 | 福岡市 | |
13 | 7月 日~ 月 日 | 第1回要望活動 | 県内一円 | |
14 |
9月 日 |
夏季レクリエーション大会(ゴルフ・懇親会) | 伊集院カントリークラブ・レクストン鹿児島 | |
15 | 10月 日~ 月 日 | 第2回要望活動 | 県下一円 | |
16 |
10月26日 |
技術講演会 |
自治会館大ホール | |
17 | 11月8日 | 県との意見交換会 | 自治会館(402号) | |
18 | 11月 日 | 地質調査技士登録更新講習会 | 熊本市 | |
19 | 10月 日 | 第2回ボランティア活動 | 新川河川敷 | |
20 | 11月 日 | 土木フェスタ | ||
21 | 11月 日 | 法令遵守研修会 | ウェルビューかごしま | 4団体で実施 |
22 | 12月 日 | 九地協理事会・九地整局との意見交換会 | 福岡市 | |
23 | 1月 日 |
5団体賀詞交換会 |
||
24 | 2月 日 | 青年部会技術研修会・出前講座 | レクストン鹿児島 | |
25 | 3月 日 | 臨時総会 | 協会事務所 | |

野外での技術伝承セミナー

土木フェスタ 重量当て競技
技術研修会
技術研修会は、主に地質調査およびその関連技術について、会員各社の技術職員を対象に技術レベルを高めることを目的として、時代に応じたさまざまなテーマで基本的な技術のレビューや先端的な技術について研修を行っています。
令和4年度
日時・場所 | 演題 | 講師 |
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4月25日 リモート開催 (ライブ配信) 技術研修会 |
3次元ソフトによる地盤の可視化と業務への適用事例 |
(株)ホウセイ・技研有村 健吾 |
地中レーダーによる物理探査事例 | 南九地質(株) 松永 将希 |
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塊状岩盤の調査事例 | (株)日本ジオテック米森 義弘 | |
大隅半島の地質と斜面および法面としての問題点 |
ユニオン技術(株)野元 隆明 |
|
初心に戻り土質試験を振り返る | (株)新日本試験室 英 洋一郎 |
|
4月25日 リモート開催 (ライブ配信) |
大規模災害時対応研修会:「支援協力要請に基づく地質調査等報告」について | (株)植村地質コンサルタンツ貴島 康弘 |
大規模災害時対応研修会:令和2年度 災害復旧地質調査(志布志)について | 鹿児島土木設計(株) 田代 秀三 | |
6月 | 技術伝承セミナー | |
6月18日 | 地質調査技士資格検定試験受験講習会 | |
10月26日 | 技術講演会 |
令和3年度
日時・場所 | 演題 | 講師 |
---|---|---|
6月21日 リモート開催 (ライブ配信) 技術研修会 |
軟弱地盤上での盛土施工における動態観測と管理手法について | (株)日本地下技術吉山 一輝 |
大規模盛土点検での調査体験 | 鹿児島土木設計(株) 福﨑 久志 |
|
道路防災における変状の特徴~鹿児島市域~ | 山元新栄地質(株)山下 千穂美 | |
変状が生じた開削工事周辺地盤の調査と対策 |
南日本地質調査(株)近藤 道男 |
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調査事例(舗装構成と緩斜面調査) | (株)アーステクノ 山下 祐志 |
|
6月21日 リモート開催 (ライブ配信) |
大規模災害時対応研修会:全体講習 | ユニオン技術(株)松山 義高 |
大規模災害時対応研修会:現場講習(室内) | (株)アーステクノ 宇都 忠和 南日本地質調査(株) 泊口 究 | |
中止 | 技術伝承セミナー | |
中止 | 地質調査技士資格検定試験受験講習会 | |
10月 | 技術講演会 |
令和2年度
日時・場所 | 演題 | 講師 |
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10月 DVD視聴で受講 技術研修会 |
井戸の洗浄方法について | (株)植村地質コンサルタンツ 貴島 康弘 |
アンカー工の施工管理について | アジアテック(株) 横矢 久志 | |
最近の事例 湧水している調査孔の閉塞方法について | (株)九大地質コンサルタント 上 博行 | |
大隅花崗岩と鹿児島地溝に関わる業務事例について | (株)第一地研開発 宮口 秀雄 | |
10月 DVD視聴で受講 | 大規模災害時対応研修会 | (株)日本地下技術 緒方 康浩 |
10月 DVD視聴で受講 | 技術伝承セミナー 「火砕流堆積物と斜面安定問題」 | アジアテック(株) 山口 君男 |
中止 | 地質調査技士資格検定試験受験講習会 | |
中止 | 出前講座 |
令和元年度
日時・場所 | 演題 | 講師 |
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平成31年4月24日 鹿児島県市町村自治会館 技術研修会 | 最近の事例 | ユニオン技術(株) 末吉 哲也 |
トンネルの水位変動に関する事例 | (株)日本ジオテック 下山 成弘 | |
平崎地すべりの対策工設計 | (株)ホウセイ・技研 三田 和朗 | |
原位置試験によるシラス地山強度評価について | 南九地質(株) 樽木 孝利 | |
地盤改良の室内配合試験 | (株)新日本試験室 泉 優次郎 | |
平成31年4月24日 鹿児島県市町村自治会館 | 大規模災害時対応研修会 「大規模災害時の対応について」 | アジアテック(株) 肥後 文彦 |
令和元年6月24日 鹿児島県市町村自治会館 | 地質調査技士資格検定試験受験者講習会 | 山口君男/三田和朗/南谷貢 赤崎秀敏/岩崎伸一郎/野元隆明 本田信孝 |
令和2年2月21日 ホテル・レクストン鹿児島 | 出前講座 「鹿児島国道事務所の紹介」 「国土遊覧飛行~インフラプロジェクトでめぐる地球の旅~」 | 鹿児島国道事務所 所長 鈴木 淳 |
青年部会研修会 「水を求めて」 | ユニオン技術(株) 門松 経久 |
平成30年度
日時・場所 | 演題 | 講師 |
---|---|---|
平成30年4月24日 鹿児島県市町村自治会館 技術研修会 | 溶結凝灰岩 | 山元新栄地質(株) 杉元 健一 |
私の経験した海上ボーリング | (株)アーステクノ 川畑 浩順 | |
地盤改良工事に係る地盤改良効果の調査方法 | (株)日本地下技術 岩下 浩之 | |
湿地帯における調査事例 | 鹿児島土木設計(株) 福元 豪瑠 | |
急傾斜地の調査事例 | 南日本地質調査(株) 泊口 究 | |
平成30年4月24日 鹿児島県市町村自治会館 | 大規模災害時対応研修会 「思川で発生した災害による支援協力」 | (株)ホウセイ・技研 原田拓也 |
「大噴火時における交通復旧の実施計画案と早期具体化の必要性」 | 三田和朗 | |
平成30年6月23日 鹿児島県市町村自治会館 | 地質調査技士資格検定試験者講習会 | 山口君男/三田和朗/南谷貢 赤崎秀敏/山田和宏/新屋敷和明 本田信孝 |
平成31年2月1日 ホテル・レクストン鹿児島 | 出前講座 「鹿児島国道事務所概要について」 | 鹿児島国道事務所 所長 武藤 聡 |
技術講演会
技術講演会は、主に地質調査及びその関連技術について、年毎にテーマを定めて開催するもので、講師は大学の先生や関係官公庁の担当官です。公益事業としての役割も大きく、関係官公庁の職員をはじめ、広く参加者を募って実施しています。
日時・場所 | 演題 | 講師 |
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中止 | 令和3年度 技術講演会 | |
中止 | 令和2年度 技術講演会 | |
令和元年10月4日 鹿児島東急REIホテル 創立40周年記念講演 |
宇宙から見る地球の姿 | 国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構 第一宇宙技術部門 地球観測センター 田殿 武雄 |
平成30年10月30日 鹿児島県市町村自治会館 「巨大カルデラ噴火の前兆と桜島大噴火対策」 |
巨大カルデラの噴火予知・予測は可能か? | 鹿児島大学名誉教授 地震火山地域防災センター客員教授 小林 哲夫 |
桜島における直轄砂防事業について | 国土交通省 大隅河川国道事務所 調査第二課長 上小牧 和貴 |
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スタートした大噴火対策の検討と伝承されていなかった重大危機 | (株)ホウセイ・技研 技術部 執行役員技師長 三田 和朗 |
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平成29年10月27日 鹿児島県市町村自治会館 「災害リスクと防災」 |
全地連の地質リスクマネジメントに関する活動報告 -「地質リスク調査検討」業務の本格運営に向けて- |
全地連技術委員会委員 地質リスクワーキング委員 小田部 雄二 |
地質リスク検討事例 | (株)日本地下技術 技術部長 緒方 康浩 |
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地震と津波 | 鹿児島地方気象台 地震津波火山防災情報調整官 稲葉 博明 |
労働安全衛生研修会
地質調査は、工事に先駈けて実施されます。調査の現場は劣悪な環境である ことが多く、機械化・自動化もあまり進んでいない状況です。それだけに、現場職員及び監督員は安全第一をモットーとすることが求められています。調査現場の安全は業界の重要な問題であり、安全をテーマに研修会を開催しております。
日時・場所 | 演題 | 講師 |
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中止 | 令和3年度 労働安全衛生研修会 | |
中止 | 令和2年度 労働安全衛生研修会 | |
令和元年5月31日 鹿児島県市町村自治会館 |
労働安全衛生について | 鹿児島労働基準監督署 地方産業安全専門官 福田 剛行 |
平成30年5月28日 鹿児島県市町村自治会館 |
労働安全衛生について | 鹿児島労働基準監督署 地方産業安全専門官 赤木 章寛 |
平成29年5月10日 鹿児島県市町村自治会館 |
労働安全衛生について | 鹿児島労働基準監督署 地方産業安全専門官 内田 直人 |